Appleは「Breakout」というコードネームでファーストパーティ金融サービスを開発中

Appleは「Breakout」というコードネームでファーストパーティ金融サービスを開発中

マイク・ピーターソンのプロフィール写真マイク・ピーターソン

· 1分で読めます

アップルペイ

Appleは現在、消費者向けの幅広い金融サービスを自社内で提供し、外部パートナーへの依存を減らすための新たな技術とインフラを開発している。

この複数年計画には、決済処理、リスク評価、不正分析、信用調査、そして追加の顧客サービス機能が含まれるとされています。このプロジェクトの一部は、社内コードネーム「Breakout」で呼ばれています。

現在、このプロジェクトはAppleの現在の金融プロジェクトではなく、将来の金融プロジェクトに焦点を当てています。Appleは、Apple Cardや自社のファイナンスプログラムに関連するサービスを、ゴールドマン・サックスなどのサードパーティの金融会社に依存しています。

アップルのこのプロジェクトの報道を受け、コアカード社やグリーン・ドット社など、iPhoneメーカーのパートナー企業の株価は水曜日の日中取引で8%以上下落した。

このプロジェクトは、Apple Card、ピアツーピアのApple Pay決済、Walletアプリを含む既存のラインナップを基盤として、Appleを金融サービスの世界へさらに深く進出させるものとなるだろう。

この動きは、Appleのサードパーティパートナーへの依存度を下げる可能性がある一方で、同社が他国に進出する上でも役立つ可能性がある。例えば、Apple Payは世界70の国と地域で利用可能である。一方、Apple Cardは米国でのみ利用可能である。

Appleは、ユーザーが月額プランでiPhoneを所有できるハードウェアサブスクリプションサービスなど、関連プロジェクトにも取り組んでいると報じられています。しかしアナリストは、潜在的なリスクを回避するため、当初はサードパーティの金融パートナーとの提携に固執する可能性があると見ています。

同社はまた、ゴールドマン・サックスやアファームの子会社ペイブライトなどの企業と提携し、「今買って後で支払う」新しいプラットフォームを開発しているとも言われている。アップルは2021年にカナダでアファームプログラムを開始した。

「プロジェクト・ブレイクアウト」の最初の取り組みの一つは、CoreCardに代わるファーストパーティのクレジットカード処理ツールの開発となる可能性がある。ブルームバーグの水曜日の報道によると、Appleはまず、噂されている「今買って後で支払う」プログラムにファーストパーティの金融サービスを活用する可能性があるという。