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「大手音楽レーベル数社は、合法オンライン音楽への需要の高まりを捉え、デジタル音楽ダウンロードの卸売価格を引き上げるため、オンライン小売業者と交渉中だ」とフィナンシャル・タイムズ紙は報じている。レコードレーベルがデジタル音楽分野でより大きなシェアを確保することを狙ったこの動きは、AppleのCEOであるスティーブ・ジョブズ氏を激怒させたと報じられている。しかし、昨年、Appleはニューヨーク・ポスト紙が報じた同様の噂を否定した。「これらの噂は事実ではありません」と、Appleの広報担当者ナタリー・セケイラ氏は当時述べた。「当社はレーベルと複数年契約を結んでおり、価格は1曲99セントのままです。」iTunes Music Storeの開店1周年を機に、デジタル音楽の値上げの噂が浮上するのは2年連続となる。この時期は、Appleとレーベルとの契約再交渉の時期となる可能性がある。iTunes Music Storeは2003年4月28日に初めてオープンした。
