プリンス・マクリーン
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最近の噂とは裏腹に、アップルコンピュータの最高経営責任者(CEO)スティーブ・ジョブズ氏の健康状態は良好であると、アップルの広報担当者が今週語った。
報道ではまた、基調講演で脚光を浴びることを好むジョブズ氏が、WWDCでのプレゼンテーションの大部分を、有能だが説得力に欠ける他のアップル社の講演者に委任した理由についても疑問が投げかけられている。
「スティーブの健康状態は良好で、こうした噂がどこから出ているのか全く見当もつかない」と、アップルのワールドワイド企業広報担当副社長ケイティ・コットン氏は、この報道を受けてインフォメーション・ウィーク誌に語った。
それでも、ジョブズ氏の健康状態に対する懸念には根拠があった。2004年8月、彼は膵臓の癌腫瘍を摘出する手術を受け、成功した。
ジョブズ氏は当時アップルの従業員に送った電子メールの中で、膵臓がんの中でも非常に珍しい「島細胞神経内分泌腫瘍」と診断されたと述べ、早期に診断されれば(ジョブズ氏の場合はそうだった)、通常は外科的切除で治癒するとしていた。
ジョブズ氏はその年の8月に療養のためアップルでの職務を休職したが、翌月には仕事に復帰した。