アップルマップ、第51回スーパーボウルを前にヒューストンの交通データを取得

アップルは第51回スーパーボウルに間に合うように、日曜日にアップルマップの交通データを拡張し、テキサス州ヒューストン地域の地方および大都市の公共交通サービスを含めた。

メトロバスとメトロ鉄道のデータが利用可能になったことで、来週の大きな試合を観戦する予定の iPhone ユーザーや、関連する交通量の多いエリアや道路の閉鎖の可能性を避けたい地元の人々は、自動ナビゲーションや徒歩以外の交通手段オプションにアプリ内のマップからアクセスできるようになります。

ヒューストンでは、NRGスタジアム周辺でスーパーボウル開催に向けた準備が既に始まっており、2月5日の試合当日までの1週間は交通渋滞が予想されます。来週末にヒューストンを訪れる大勢の旅行者に対応するため、メトロの鉄道サービスは列車の増発でその不足分を補っています。メトロの特別対応は1月28日から2月5日まで実施されます。

マップの拡張は、12月の大規模なアップデートから1か月以上経ってから行われました。このアップデートでは、これまでサポートされていなかった英国の複数の地域をカバーする公共交通機関のデータが提供されました。Appleはほぼ同時期に、ソルトレイクシティの交通機関データも提供しました。

iOS 9のマップアプリの大幅な刷新の一環として導入されたTransitは、バス、電車、フェリーなどの公共交通機関のルート、出発時刻、その他の関連データを提供します。地域の時刻表に加え、一部の地下鉄や鉄道駅の俯瞰図も表示できます。これはAppleのサービス独自の機能です。

ヒューストンの追加により、Apple Maps Transitは現在、アトランタ、オースティン、ボルチモア、ボストン、シカゴ、シンシナティ、クリーブランド、コロンバス、ダラス、デンバー、フォートワース、ホノルル、カンザスシティ、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク市、フィラデルフィア、ピッツバーグ、ポートランド（オレゴン州）、サクラメント、サンアントニオ、サンノゼ、サンフランシスコ、ソルトレイクシティ、シアトル、ワシントンDCを含む米国の29の都市圏をサポートしています。

国際的な展開は遅々として進んでいないものの、Appleは中国の数百都市で導入サポートを組み込むことに成功しました。最近では、日本のユーザーも昨年末にiOS 10で交通機関を利用できるようになりました。