マイキー・キャンベル
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オーストラリアの大手銀行3行は水曜日、iPhoneへのサードパーティ製モバイル決済ソフトウェアのインストールをめぐる交渉をAppleに迫るため、オーストラリア競争消費者委員会に共同申請書を提出した。
オーストラリアの3大金融機関であるナショナル・オーストラリア銀行(NAB)、オーストラリア・コモンウェルス銀行、ウエストパック銀行の広報担当者はロイター通信に対し、アップルによるサードパーティのモバイルウォレットソリューションの制限は反競争的行為に当たると銀行は考えていると語った。
同報道によると、銀行はACCCへの申請により、iPhoneハードウェアへのApple Pay以外のソフトウェアのインストールについて共同交渉を行う承認を求めている。現在、AppleはiOSデバイス上で自社製のモバイル決済システムであるApple Payと、対応するWalletアプリのみを許可している。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙によれば、同連合はiPhoneのNFC技術へのオープンアクセスを望んでいるという。
「これはオーストラリア国民に真の選択肢とより良い結果を提供することです」と、ノバンタス銀行のシニアアドバイザー、ランス・ブロックリー氏は銀行側を代表して述べた。「もし成功すれば、このアプリケーションは公共交通機関の運賃、航空会社、チケット販売、店舗のロイヤルティプログラムやポイントプログラム、そして今後開発される多くのアプリケーションを含む、オーストラリアのモバイル決済環境全体に計り知れないメリットをもたらすでしょう。」
この苦情は、昨年11月にアメリカン・エキスプレスとの限定的提携を通じてオーストラリアでApple Payがサービスを開始してから8ヶ月後に提起された。当時、オーストラリアの4大銀行のいずれもこのサービスへの対応を表明しておらず、Appleは依然として地元金融業界からの強固な抵抗に直面している。
4月、ANZ銀行はオーストラリアの大手銀行として初めて、Appleの新興決済サービスへの支援を表明しました。2週間後、同行はオンラインクレジットカードと預金口座の申し込みが20%増加したと報告しました。このニュースを受けて、本日ACCCに申請を行ったNAB、Commonwealth、Westpacの3行は、いずれもAppleとの交渉を再開したと報じられています。