ペガトロン、インドネシアでアップルの部品生産に最大10億ドルを投資

ペガトロン、インドネシアでアップルの部品生産に最大10億ドルを投資

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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iPhone XRはペガトロンがアップル向けに組み立てているモデルの1つである。

インドネシアのワルシト・イグナティウス産業副大臣は、台湾のペガトロン社がアップル製品の製造のため地元の工場に6億9500万ドルから10億ドルを投資するとの意向書に署名したと述べた。

ペガトロンがインドネシアでApple製品の製造を開始するとの地域報道を受け、同社は現地政府と製造に関する意向書を締結したと報じられている。ワルシト・イグナティウス産業副大臣はロイター通信に対し、インドネシア企業PT Sat Nusapersadaとの提携により製造が行われることを確認した。

ロイター通信は、この工場がAppleのスマートフォン向けチップを生産すると報じているが、これは誤りである可能性が高い。Pegatronは主にデバイスの組み立て業者であり、10年以上にわたりAppleのためにその業務を担ってきたからだ。もしこの報道が正しければ、同社がどのチップ製造を引き継ぐのかは不明だ。

イグナティウス副大臣は「この工場はMacBookの部品生産にも使われる可能性があるが、短期的にはそうならないだろう」と語った。

ペガトロンが生産拠点をインドネシアに移転するという報道が最初に浮上したのは2018年12月だった。これは、米中貿易紛争によって高額な関税が発生するのではないかという懸念を受けてのものだった。