エミネム、広告をめぐりアップルと和解 | AppleInsider

2004年2月、エミネムのレーベルであるエイト・マイル・スタイルは、デトロイトの米国地方裁判所にMTV、アップル、MTVの親会社バイアコム社、広告代理店TBWA/Chiat/Dayを相手取り訴訟を起こし、アップルがエミネムのヒット曲の一つを許可なく広告に使用したと主張した。

具体的には、アップルは、MTV で放映された iPod および iTunes 音楽製品の広告で、エミネムのオスカー受賞曲「Lose Yourself」を歌う 10 歳の子供を起用した。

「両当事者は友好的な解決に達することができた」とエイト・マイル・スタイルとエミネムの弁護士ハワード・ハーツ氏は月曜日AP通信に語った。

MTVとバイアコムの弁護士は、この件は「友好的に解決された」と述べた。両社とも詳細を明らかにすることを拒否し、アップルの弁護士もコメントを拒否したと報じられている。

訴訟において、エミネムの弁護士は、アップルが当初エミネムに楽曲使用の許可を求めたが拒否されたと主張した。アップルはエミネムの許可を得ずに進め、完成した広告のコピーを自社のウェブサイトに掲載したとみられる。

当時、エイト・マイル・スタイルの代理人弁護士は次のように語っていた。「たとえ（エミネムが）商品の宣伝に興味を持っていたとしても、宣伝契約には多額のお金が必要で、おそらく1000万ドルを超えるだろう。」

この和解の知らせはAP通信によって最初に報じられた。