AppleのAIディレクターが自動運転車プラットフォーム向け機械学習とマッピングの進歩について語る

AppleのAIディレクターが自動運転車プラットフォーム向け機械学習とマッピングの進歩について語る

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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AppleのAI研究ディレクター、ルスラン・サラクディノフ氏は今週、NIPS機械学習カンファレンスで社内プロジェクトについて説明し、同社の自動運転プラットフォームを少しだけ垣間見せた。

ワイアードによると、プロジェクトの1つであるLiDAR物体検出は11月の研究論文で詳細に発表されているが、サラクディノフ氏はこれまで公表されていなかった分野にも進出したという。例えば、同社のカメラベースの認識システムは、雨でレンズが隠れていても物体を識別でき、駐車車両に部分的に隠れていても道路脇の歩行者を識別できる。

「もし5年前に私に尋ねられたら、『はい、それは可能です』と答えることに非常に懐疑的だったでしょう」とサラクディノフ氏はコメントした。

同ディレクターはまた、歩行者を避ける方法など自動車による動的な意思決定に関するアップルの取り組みや、一部の自律走行車が方向感覚を維持するために採用している技術である同時位置推定・地図作成「SLAM」の活用についても語った。

さらに、Appleは信号や道路標示といった詳細な情報を含む都市の3Dマップを作成していると報じられています。このデータの一部はAppleの自動運転テスト車両によって収集されていると思われますが、世界中の都市を巡回するApple Maps車両からさらに多くのデータが収集されている可能性があり、Appleはまだ詳細を明らかにしていません。

アップルの取り組みの最終目標は不明だが、配車サービスのためのプラットフォーム構築が含まれる可能性がある。その前に、社内シャトル「PAIL」(パロアルトから無限ループまで)の運行を開始するはずだ。