AppleInsiderスタッフ
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金曜の報道によると、アップルは今秋、カナダでNFCベースのモバイル決済サービスを開始する準備を進めており、米国外でApple Payが正式に提供されるのは初めてとなる。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、Appleはカナダロイヤル銀行、トロント・ドミニオン銀行、ノバスコシア銀行、モントリオール銀行、カナダ帝国商業銀行、カナダナショナル銀行と協議を進めていると報じられている。このグループはカナダの大手銀行6行を構成している。
iPhoneメーカーは11月の発売を目指していると言われているが、交渉は難航している。カナダの銀行は、Appleの「煩わしい」手数料分担案に難色を示し、米国の銀行を悩ませている顧客認証の問題を懸念している。
アップルは、米国のパートナーから徴収している15ベーシスポイントと比較して、取引ごとに最大25ベーシスポイントの手数料を要求する可能性がある。
セキュリティ問題に対処するため、カナダの銀行は協力し、コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーに「二次認証」メカニズムを含む新たな口座セキュリティ対策の策定を依頼しました。多くの米国の銀行も同様の措置を導入しており、例えば、ユーザーにモバイルアプリへのログインを義務付けたり、Apple Payにカードを追加する際にPINコードの入力を求めたりしています。また、顧客に銀行のコンタクトセンターに直接電話をするよう求めている銀行もあります。
Apple 社も中国で Apple Pay を導入する契約を進めていると考えられているが、同様の問題に直面していると報じられている。
ウォール・ストリート・ジャーナルは別の記事で、銀行がいわゆる「ディスインターミディエーション(中抜き)」についても懸念している可能性があると指摘した。銀行は、アップルが顧客との関係を奪い、顧客維持を困難にする可能性があると感じている。