サムスン、スマートフォンと部品の「全体的な需要の弱まり」により収益不足を警告

サムスン、スマートフォンと部品の「全体的な需要の弱まり」により収益不足を警告

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

· 1分で読めます

アップルの最大のライバルであるサムスン電子は火曜日、第一に「全体的な需要の弱まり」を理由に、第3四半期の業績が期待外れになると投資家に警告した。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、同社はまた、チップと液晶ディスプレイの価格下落に関連して、「主要製品の価格下落が拡大している」と指摘した。米国ではGalaxy S10やGalaxy Foldといったスマートフォンで最もよく知られているが、同社は携帯電話、タブレット、コンピューター業界の大手メーカーでもある。iPhoneのOLEDパネルのほとんどはサムスン製だ。

サムスンも中国の競争の影響を受けており、12月四半期の中国での売上高は25%減少し、131億7000万ドルとなった。中国政府は国内での半導体生産を奨励しており、供給が需要を上回ったため、日本と韓国では在庫が積み上がっている。

Appleは1月初旬にも同様の発表を行い、1月29日決算が予想を数十億ドル下回ると警告した。同社の売上高は843億ドルで、これはiPhoneの出荷台数が前年比15%減少したことによる。iPhoneは特に中国で大きな打撃を受けた。これは景気低迷、為替レート、Appleのエントリー価格値上げの決定、そして何よりもHuaweiなどの中国メーカーによる低価格の代替品の登場が重なったためだ。

AppleとSamsungは共に、世界的なスマートフォン需要の落ち込みに苦しんでいる。12月四半期の出荷台数は7%減となり、5四半期連続の減少となった。これは、故障したり、速度が遅くなったり、充電が切れたりしない限り、買い替える特別な理由がなく、人々がスマートフォンを長く使い続けていることが大きな要因であると考えられる。スマートフォン業界の多くの人々は、普及すればハイエンドの4Gよりも最大10倍高速化する可能性がある5Gセルラーデータ通信に期待を寄せている。