ロジャー・フィンガス
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アップルの主要組み立てパートナーであるフォックスコンは、米国の複数の州に100億ドル以上を投資する計画だと報じられているが、どの州に投資するかはまだ決めていない。その中には70億ドルのディスプレイ工場をどこに建設するかも含まれている。
ブルームバーグは、フォックスコンの郭台銘会長が木曜日の株主総会で、オハイオ州、ペンシルベニア州、ミシガン州、イリノイ州、ウィスコンシン州、インディアナ州、そしてテキサス州のいずれかへの投資を検討していると述べたと報じた。郭会長は、候補地については言及しなかったものの、ディスプレイ工場は6州のいずれかに建設される可能性があると述べた。
会長も具体的な時期については言及しなかったが、展示施設の建設場所については7月までに決定する見込みだと述べた。ホワイトハウスや複数の州知事と協議を進めており、そのうちの1人は株主総会開始直前に電話をかけてきたと付け加えた。
郭氏は、フォックスコンが人件費削減のため中国での自動化を進めている一方で、米国で「数万人」の雇用創出に貢献できる可能性があると示唆した。
先週、フォックスコンが工場建設地としてウィスコンシン州に注目しているとの報道がありました。実際、ミルウォーキーを訪問したドナルド・トランプ米大統領は、政府関係者が「携帯電話、コンピューター、テレビの大手、非常に素晴らしいメーカーと交渉中」であり、「知事に嬉しいサプライズをくれるだろう」と述べました。
東芝のメモリ事業買収という別の話題については、東芝が別の入札者を選んだにもかかわらず、フォックスコンが締め出されたわけではないと郭氏は主張した。
「東芝との取引はまだ終わっていない」と彼は言った。「シャープの件と似ている。まだ大きなチャンスがあると信じています。」
フォックスコンはシャープ買収に際し、他社を上回る入札を行ったものの、買収が確実と思われた途端、提示額を大幅に引き下げたことで悪名高い。東芝のメモリ事業に関しては、アップルやデルを含むフォックスコン連合が270億ドルもの買収提案を提示したと報じられている。これは、ベインキャピタルと日本政府系投資家が主導する優先交渉権を持つ企業が提示した179億ドルを大きく下回る額だ。