ニール・ヒューズ
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マイクロソフトは、退任するスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)の後任探しを進めており、現在、スウェーデンの通信会社エリクソンのハンス・ヴェストベリCEOを検討していると言われている。
マイクロソフトが現在、コンシューマーエレクトロニクス分野でアップルやサムスンと競合することに関心を持っていることから、ヴェストベリ氏のCEO就任は最終的には実現しない可能性が高いと、観測筋は指摘している。しかし、ブルームバーグによると、ヴェストベリ氏はマイクロソフトの取締役会の関心の対象となっているという。
木曜日の報道では、同氏がこのポストに立候補していることが明らかになり、エリクソンのCEOを「メディアに精通したテクノロジー狂」と描写したが、同氏がマイクロソフトのトップのポストに立候補していることは「ウォール街の多くの人々にとって驚きとなるだろう」と指摘した。
フォード・モーターのCEOアラン・ムラーリー氏が今月初めに候補から辞退したことで、マイクロソフトのCEO選考は一変したかもしれない。ムラーリー氏は、外部候補者の中でマイクロソフトの最有力候補と目されていたが、その候補者は「薄い」と報じられている。
もちろん、Windowsメーカーである同社は次期CEOを社内から昇格させるという選択肢もある。しかし、近年ではWindowsの最高責任者であるスティーブン・シノフスキー氏やXboxの責任者であるドン・マトリック氏など、Microsoftで最も著名な幹部の多くが同社を去っている。
バルマー氏は昨年8月、後任が選出され次第、12ヶ月以内にマイクロソフトを退任すると突然発表した。報道によると、バルマー氏の退任はマイクロソフトが公式発表していたような計画的なものではないという。
バルマー氏は創業者ビル・ゲイツ氏の後継者として13年間、マイクロソフトの最高経営責任者(CEO)を務めた後、長期にわたる退任期間を迎えた。ワシントン州レドモンドに本社を置くソフトウェア大手にとって、バルマー氏の在任期間は利益を生みながらも波乱に満ちた時期だった。スマートフォン市場における同社の優位は、アップルのiPhoneとグーグルのAndroidに取って代わられ、パソコンの売上はアップルのiPadの台頭により減少が続いている。
批評家たちは、マイクロソフトはバルマー氏の指揮下で不意を突かれ、ライバルであるアップルの画期的な消費者向けデバイスが牽引する市場の変化に適応できなかったと主張している。