裁判所は「Memoji」商標権者がアップルを訴えるためだけにアプリを作成したと判決

裁判所は「Memoji」商標権者がアップルを訴えるためだけにアプリを作成したと判決

アンバー・ニーリーのプロフィール写真アンバー・ニーリー

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米国第9巡回控訴裁判所は、「Memoji」アプリの開発者であるソーシャルテック社が、アップル社に対する継続中の訴訟を強化するためだけにこのアプリを作成したとの判決を下した。

ソーシャルテックは2018年にアップル社を訴え始め、同社が同名のAndroidアプリの著作権を侵害したと主張していた。

しかし、第9巡回控訴裁判所は、ソーシャルテック社が「Memoji」という語を商業的に合法的に使用していなかったため、同社にはその使用に関する保護対象となる権利がないと判断しました。同社は2016年から「Memoji」という語の商標を保有していましたが、MemojiアプリはAppleがMemoji機能を発表した2018年まで一般公開されていませんでした。

さらに、ソーシャルテックがリリースしたMemojiアプリは「欠陥がある」と判断され、権利を留保し、アップルに対する商標訴訟を強化するためだけに急いで作られたと非難されている。

ロイター通信は、2019年にヴィンス・チャブリア連邦地裁判事がアップルに有利な判決を下したと報じています。チャブリア判事は、ソーシャルテックのCEO、サミュエル・ボネット氏による社内文書を引用し、「アップル社に対する訴訟に向けて、あらゆる情報を整理中です! 非常に有利な状況です。ランボルギーニを選んでください!」と述べていました。

この判決は過去の判例を踏襲しており、判事らは皆、欠陥のあるアプリを作成しただけでは法的保護は確保されないと指摘している。ソーシャルテックは以前、下級裁判所の判決に誤りがあるとして控訴していた。

ソーシャルテックの弁護士ジョン・ピアース氏は、米国最高裁判所への控訴の準備を直ちに開始すると述べた。

同社は、Memoji商標の権利は自社が保有していると主張し、AppleによるMemojiの使用はSocial TechのMemoji商標の希薄化、不正競争、ニューヨーク州一般事業法違反を招いたと主張している。

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