ケイティ・マーサル
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両社はこれまで厳重に秘匿されてきた売上高を、両社がそれぞれのデータを非公開にしようと試みたにもかかわらず、今週、証拠として提出せざるを得なくなった。しかし、裁判所は最終的に、陪審員がこれらの数字を確認することで、この訴訟で双方に支払われる可能性のある損害賠償額を算定する必要があると判断した。
特に興味深いのは、サムスン製タブレットの売上高について、同社の社内販売報告と先週IDCが発表した第2四半期の予想数値との間に大きな食い違いがあることである。これらの数字は主に、製品を製造・出荷する同社と協力して提供された小売販売データから集められたものである。
IDCは、7月までの3ヶ月間でGalaxyTabの世界販売台数を約239万1000台と推定した。一方、サムスンの内部資料によると、同社の米国での販売台数はわずか3万7000台で、AppleのiPadの570万台を大きく下回っている。つまり、前四半期のGalaxyTabの販売台数の98.5%は海外で販売されたことになるが、多くの業界関係者はこの差に納得しがたいと感じている。
さらに驚くべきは、サムスンが米国で発表した社内販売データが、アップルの本拠地である米国におけるタブレット事業の将来について暗い見通しを示していることだ。2011年第2四半期から2012年第2四半期にかけて、米国におけるGalaxyTabの販売台数は26万6000台からわずか3万7000台へと、実に86%も減少した。
さらに悪いことに、販売された37,000台のGalaxyTabのうち、67%以上(25,000台)は旧型モデルや低価格帯の在庫処分品で、平均販売価格(ASP)は360ドルだったようです。一方、GalaxyTab 10.1 LTEモデルは6,000台をASP545ドルで販売した一方で、非LTEモデル1,000台の販売で推定500万ドルの損失を被ったと発表しました。
同じ裁判所文書は、熾烈なライバル関係にある両社のスマートフォン販売についても興味深い情報を提供している。2007年の創業以来、Appleは米国で8,600万台のiPhoneを販売し、500億ドルの売上高を上げている。一方、Appleが特許侵害を主張しているSamsungのスマートフォンモデルは、合計2,100万台、売上高70億ドルに上る。
また興味深いのは、これまでのところ、米国における Apple の iPad および iPod touch モデルの累計販売台数がそれぞれ 3,400 万台 (売上高 190 億ドル)、4,650 万台 (売上高 103 億ドル) となっていることだ。