EU、フェイスブック、グーグル、その他ハイテク企業の市場支配を調査へ

欧州委員会はアマゾン、フェイスブック、グーグルなどの大手テクノロジー企業がどのように市場力を乱用しているかの調査を開始しており、この動きは新たな規制につながる可能性があると火曜日の報告書で報じられた。

大手テクノロジー企業に関する懸念事項としては、検索結果の表示方法について十分な透明性があるかどうか、また他社に損害を与えるほど自社のサービスを宣伝していないかどうかなどが挙げられると報じられている。

欧州連合（EU）の二大大国であるフランスとドイツは、インターネットの基盤を支える「必須デジタルプラットフォーム」の規制を求めている。例えば、Googleは世界有数の検索サービスプロバイダーであり、通常、ウェブブラウザのデフォルトオプションとなっている。

アンシップ氏は先月ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、欧州委員会は独占禁止法調査において米国企業を不当に標的にしているわけではないと述べた。グーグルは複数の独占禁止法違反の疑いで訴えられているが、2010年から2014年の間に欧州委員会の独占禁止法違反の判断の対象となった81社のうち、米国企業はわずか21社だった。

同氏は「われわれの規則によれば、米国企業はEU内で支配的地位、さらには独占権を持つことが認められている」と述べた。

iTunesが音楽ダウンロードを管理し、App StoreがiOSアプリの唯一のソースであるにもかかわらず、Appleが新たな調査の対象となる可能性があるという兆候はまだない。