FTCは独占力を主張してFacebookに対する反トラスト訴訟を再提出

FTCは独占力を主張してFacebookに対する反トラスト訴訟を再提出

マイク・ピーターソンのプロフィール写真マイク・ピーターソン

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クレジット: Facebook

連邦取引委員会は、連邦判事が証拠不足を理由にフェイスブックの以前の訴えを却下したことを受けて、同社に対して新たな独占禁止法違反の告訴を行った。

FTCが提起した前回の反トラスト訴訟と同様に、今回の新たな訴状は、Facebookが競争を排除するために、台頭するライバル企業であるInstagramとWhatsAppを買収したことで反トラスト法に違反したと主張している。FTCは、裁判所に対し、Facebookのソーシャルメディア帝国を解体するよう求めている。

新たな苦情が提出された直後、FacebookはTwitterで、苦情を検討中であり「近いうちに詳細を発表する」と述べた。Facebookは10月4日までに苦情への回答をしなければならない。

当社は FTC の修正された訴状を検討しており、近々さらに詳しい情報をお伝えする予定です。

— Facebookニュースルーム(@fbnewsroom)2021年8月19日

FTCは3対2で苦情の再提出を決議しました。注目すべきは、FTCのリナ・カーン委員長が投票から退いていないことです。Facebookは2021年初頭、カーン委員長が過去に業界を批判する発言をしたことを理由に、同委員長に退くよう請願していました。

FTCは声明の中で、同局の法務顧問がフェイスブックの忌避申し立てを検討した結果、却下したと述べた。

FTCの投票は党派別に分かれ、カーン氏は委員会の民主党員2名と共にこの訴訟に賛成票を投じた。共和党員は再提出に反対票を投じた。

6月、連邦裁判所はFacebookの反トラスト法違反訴訟の棄却を求める申し立てを認めました。判決の中で、米国地方裁判所のジェームズ・ボアズバーグ判事は、Facebookが違法な独占を維持していることを示す証拠が不足していると述べました。しかし、ボアズバーグ判事はFTCに対し、ソーシャルメディア大手に対して訴訟を起こすための二度目の機会を与えました。

この訴訟は、6月にFTCの委員長に承認され、バイデン政権で増え続ける独占禁止法専門家陣に加わったカーン氏にとって、初期の試金石となるだろう。

訴訟に加え、シリコンバレーの巨大テック企業の影響力に対する議員たちの厳しい監視も高まっている。今夏、米国下院は、企業による小規模競合企業の買収を禁止するなど、様々な規制を盛り込んだ包括的な反トラスト法案を提出した。