バルマー氏、iPhoneに関する見解を変更、Zuneフォンはなしと明言

バルマー氏、iPhoneに関する見解を変更、Zuneフォンはなしと明言

ザック・スピアーのプロフィール写真ザック・スピア

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かつてはiPhoneを一笑に付したマイクロソフトの最高経営責任者(CEO)スティーブ・バルマー氏は、今では市場でのアップルの優位性を認めつつ、同社のZuneプレーヤーの将来については全く異なる見通しを示唆している。

バルマー氏はフィナンシャル・タイムズ紙(登録が必要)に対し、iPhoneとBlackBerryはスマートフォン事業において「明確な市場勢い」を持っていると語った。

2007年のMacworldでiPhoneが発表されて間もなく、バルマー氏はAppleの携帯電話を「世界で最も高価な携帯電話」と酷評し、Microsoftは「年間何百万台も販売している」のに対し「Appleは全く販売していない」と指摘した。

「Appleが獲得するであろう2%か3%よりも、60%、70%、あるいは80%の携帯電話に当社のソフトウェアが採用されることを望んでいます」と彼は述べた。そして今年9月には、iPhoneがAppleのあらゆる製品と密接に統合されていることが、長期的にはAppleを「敗者」にすると予測していた。

Zuneについて、バルマー氏は今週、消費者はZuneフォンを「期待すべきではない」と述べた。同氏は、Zuneフォンはマイクロソフト製のハードウェア製品として存続するのではなく、そのコア部分は最終的に他のWindows搭載モバイルデバイスに統合される可能性があると説明した。


バルマー氏は2007年のiPhone発表に反応した。

バルマー氏はまた、ポータブルメディアプレーヤーの市場は衰退しており、iPhoneやiPod touchのような汎用デバイスに取って代わられるだろうと考えているとも述べた。