デューク大学の無線LANが「動作不良」のiPhoneによって大打撃を受ける - 報道

デューク大学の無線LANが「動作不良」のiPhoneによって大打撃を受ける - 報道

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公開されたレポートによると、Apple の新しい iPhone 端末に実装された Wi-Fi が、デューク大学のネットワーク管理者にとって大きな頭痛の種となっているようだ。

Network Worldの記事で、ジョン・コックス氏は、複数の iPhone に内蔵された 802.11b/g アダプタが、ノースカロライナ州ダーラムにあるこの施設の広範囲に広がる無線 LAN の一部に MAC アドレス要求を定期的に送信し、一時的に一度に 12 個から 30 個の無線アクセス ポイントを停止させていると主張している。

「動作不良のiPhone」がアクセスポイントに毎秒最大1万8000件のアドレス要求、つまり約10Mbpsの帯域幅を集中的に送信していると報告されています。その結果、アクセスポイントは10~15分間「サービス停止中」と表示され、その間は通信が不可能になると、デューク大学情報技術オフィスの通信インフラ担当アシスタントディレクター、ケビン・ミラー氏は述べています。

「時期的に、それほど深刻な問題ではありません」とミラー氏は言う。「しかし、8月下旬から5月までは、無線LANが極めて重要です。8月にiPhoneを持って戻ってくる学生がどれだけいるのか、心配です。」

デューク大学のネットワークチームは、無線トラフィックをキャプチャして分析した結果、Appleの端末が問題の原因であると特定したと報じられています。コックス氏によると、これらのリクエストは、少なくともデューク大学のネットワークにおいては無効なルーターアドレスに関するものだとのことです。しかし、不正なルーターアドレスの発生源はまだ特定されていません。

「デバイスはアドレス解決プロトコル(ARP)を使って、既にIPアドレスを持っている宛先ノードのMACアドレスを要求します」と彼は書いている。「返答が得られない場合、iPhoneはただ要求し続けるだけです。」

デューク大学のIT部門は、この件に関してアップル社にヘルプデスクチケットを提出したと言われているが、これまでのところiPhoneメーカーとのコミュニケーションは「一方通行」だったとコックス氏は付け加えた。

アップルは大学の支援要請を「エスカレート」したと報じられているが、月曜日の午後時点ではまだ具体的な回答は何も提供していない。