プライバシー重視のブラウザBraveが「Brave Search」エンジンを発表

プライバシー重視のブラウザBraveが「Brave Search」エンジンを発表

アンバー・ニーリーのプロフィール写真アンバー・ニーリー

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Brave は、近々リリース予定のトラッカーフリーの検索エンジン「Brave Search」により、データ収集検索エンジンに代わる手段をユーザーに提供することを目指しています。

プライバシーは、大手IT企業をめぐるほぼすべての議論において依然として最優先事項であり、ますます多くのユーザーが自分のデータがどう扱われているのかを懸念しています。結局のところ、GoogleやFacebookのような企業がユーザーに関する広範なデータプロファイルを構築するために多大な労力を費やしていることは、もはや秘密ではありません。

macOS、iOS、Windows、Android、Linux で利用できる無料のオープンソース ブラウザである Brave は、最新のプロジェクトである Brave Search でこの状況を変えたいと考えています。

Brave Searchはプライバシーを重視した検索機能で、使用時にユーザーのデータを収集することはありません。収集したデータを使用して検索結果を表示するのではなく、Brave Searchは匿名化されたコミュニティの貢献に依存しています。

このプロジェクトはゼロからスタートしたわけではありません。Braveは、かつてCliqzでプライバシー検索とブラウザを担当していたチームであるTailcatを買収しました。TailcatはBrave Searchの基盤となります。

開発者たちは、Brave Searchを透明性、シームレスさ、そしてオープンなものにするために尽力してきました。Braveユーザーには、検索の多様性を確保し、検閲を防ぐために、インデックス構築や代替ランキングモデルへの参加オプションが提供されます。

Brave Searchは、広告なしの有料検索と広告付きの無料検索のオプションを活用します。広告は、Braveのプライバシー保護型広告プラットフォームであるBrave Adsを通じて提供されます。

新しい検索エンジンは、Braveブラウザだけでなく、ChromeやSafariなどの他のブラウザでもウェブインターフェースを介して動作します。また、オープンソースのオペレーティングシステムディストリビューションなど、非営利プロジェクト向けのオープンAPIの追加も計画しています。

さらに、Brave ブラウザを使用しているユーザーは、必要に応じて他の検索エンジンを引き続き使用できます。

Brave Searchはまだ利用できませんが、Braveのウェブサイトで早期アクセスの登録が可能です。