AppleInsiderスタッフ
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Appleは、ウェアラブル端末でパニック発作を検知できるApple Watchシリーズ向けの新たなメンタルヘルス機能を開発しているとみられており、この機能は今秋、次世代の「watchOS 7」とともにリリースされる予定となっている。
今週の「Geared Up」ポッドキャストに出演した連続リーク犯のジョン・プロッサー氏によると、Appleはパニック発作を認識できる新しいApple Watchのハードウェアとソフトウェアの機能を開発中とのことだ。
プロッサー氏によると、このシステムは新しい血中酸素濃度センサーと専用ソフトウェアを組み合わせて、ユーザーの過呼吸状態を検知する。過呼吸、心拍数の上昇、息切れはパニック発作の症状であり、既存あるいは噂されているWatchハードウェアによって定量化できる。
「血中酸素濃度と心拍数を計測し、過呼吸状態かどうかを判断できます」とプロッサー氏はアップルのプロジェクトについて語った。「パニック発作が起こる前にそれを察知し、ウォッチに警告を発することができます。特に運転中であれば、車を停めるよう指示され、停車させられたら呼吸法を提案されるでしょう。これは素晴らしいことです。」
パニック発作が起こる前にユーザーに警告できるほどハードウェアが敏感であるかどうかは不明です。
プロッサー氏は、この機能が6月のWWDC 2020で導入されることを「期待」しているが、Appleは新型Apple Watchが今秋発売されるまで発表を延期する可能性がある。あるいは、2021年にリリースされる可能性もある。この手法が未発表のハードウェアに依存する場合、watchOS 7でWWDCで発表される可能性は低いだろうが、既存のApple Watchセンサーからデータを取得する可能性は残っている。
2015年に初代Apple Watchで初めて搭載された脈波計式心拍センサー技術は、技術的には血中酸素濃度の測定が可能です。Appleがこの機能を活用しない理由は不明ですが、システムの精度や規制当局の承認に関係している可能性があります。
プロッサー氏の主張は、Appleが今年後半にいわゆる「Apple Watch Series 6」に血中酸素濃度センサーと最新版の心電図ハードウェアを搭載するとの3月の報道を裏付けるものだ。先週のリーク情報では、パルスオキシメーターと「精神状態異常」の検知機能が搭載されることが示唆されていた。