中国の新型コロナ封鎖に抗議しMacBook Pro工場の労働者が暴動

上海のクアンタ工場の労働者は、中国の厳格なコロナウイルス対策をめぐって当局と衝突し、数百人の従業員が柵を乗り越えて押し寄せ、警備員を押しのけた。

クアンタは、4月初旬から中国当局が実施した「ゼロトレランス」の新型コロナウイルス対策ロックダウンの影響を受けた、数多くのAppleサプライヤーの一つです。最近では、同社の上海工場がMacBook Proをはじめとするデバイスの生産を徐々に再開していると報じられていました。

ブルームバーグによると、2022年5月5日、労働者が勤務を終えて寮に戻ろうとした際に工場内の緊張が高まり暴動が発生した。労働者らはバリケードを押しのけ、白い防護服を着た警備員も押しのけて労働者を封じ込めようとした。

ラジオ・フリー・アジアのツイートには暴動の様子が一部映っていた。

ある労働者は地元メディアに対し、工場ではすでに新型コロナウイルスの陽性者が出ているため、ロックダウンの強化を労働者らは懸念していると語ったと報じられている。

また、サプライチェーンが大きな影響を受けているため、MacBook Proを含む多くのAppleデバイスの注文時間が大幅に長くなっている。