FTC、Appleに健康データのプライバシーに関する保証を求める

FTC、Appleに健康データのプライバシーに関する保証を求める

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木曜日の報道によると、米連邦取引委員会は、Appleに対し、同社の新しいiOS 8 HealthKitフレームワークによって収集および保存された機密性の高い健康データの取り扱いについて、特に広告主などの第三者への配布の可能性に関して質問している。

ロイター通信は、事情に詳しい情報筋の話として、収集されるデータの性質を考えると大きな懸念事項である、HealthKit と今後発売される Apple Watch で処理される健康データがユーザーの管理下に置かれることを確実にしようとしていると報じている。

Appleの広報担当トゥルーディ・ミュラー氏は、FTCを含む世界中の様々な政府監督機関と協力し、まさにこうした保護策について説明してきたと述べた。さらにミュラー氏は、Appleは「HealthKitをプライバシーを念頭に置いて設計した」と付け加えた。

FTCがこの件について正式な調査を開始する兆候は見られないが、Appleはその可能性に備えていると言われている。情報筋によると、同社は医療データ保護を専門とする弁護士マーシー・ワイルダー氏の協力を得ており、将来の懸念に対処するため、専任の「医療プライバシー担当官」を任命することを検討しているという。

Appleは8月、HealthKit APIを利用する開発者に課される制限事項の概要を発表しました。このライセンスでは、開発者は「HealthKit APIを通じて収集されたエンドユーザーの健康情報を広告プラットフォーム、データブローカー、または情報再販業者に販売することはできない」とされており、収集されたデータを「健康および/またはフィットネスサービスの提供以外の目的」で使用することも制限されています。

アップルはまた、2013年まで遡る一連の非公開会議で、食品医薬品局(FDA)と「モバイル医療アプリケーション」についても議論した。FDAは、規制による予期せぬ遅延を避けるため、アップルは今後の製品開発でFDAと緊密に協力する予定であると述べた。