RIMのPlayBookメーカー、売上不振で生産ラインを削減

RIMのPlayBookメーカー、売上不振で生産ラインを削減

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新たな報道によると、リサーチ・イン・モーション社のPlayBookタブレットの売上が前四半期に落ち込んだことを受けて、クアンタ・コンピュータ社は同デバイス専用に設置された生産ラインで働く約1,000人の従業員を解雇したという。

業界筋がDigiTimesに語ったところによると、同社は台湾の工場でPlayBookの生産ラインを削減し、解雇された約1,000人の従業員に優遇的な補償を提供するという。Quantaは人員削減を認めたものの、詳細は明らかにしなかった。

情報筋によると、RIMは中国本土からの模倣品の出現を避けるため、生産ラインを台湾に設置するよう要請したという。「Quantaは台湾北部の工場にPlayBook専用の生産ラインを設置し、2,000人以上の従業員を擁し、3交代制で生産を開始した」と報道関係者は述べている。

関係者によると、RIMがタブレット市場からの撤退計画をまだ示していないにもかかわらず、クアンタは損失削減を決定したようだ。彼らはRIMのタブレット受注が「大幅に減少している」と述べている。

同誌が4月に報じた記事では、RIMはPlayBookについて「社内的に楽観的」であり、今年後半には月産80万台を生産する予定だと示唆されていた。しかし、このカナダのスマートフォンメーカーは先週、直近の四半期におけるPlayBookの出荷台数がわずか20万台にとどまり、2012年度第1四半期の50万台から減少したことを明らかにした。アナリストはタブレットの出荷台数を40万台から60万台と予想していた。

8月にスプリントはRIMと合意し、PlayBookの4G WiMax版をリリースする計画をキャンセルしたことを明らかにした。

RIM自身も独自の人員削減計画を進めており、7月には2,000人の人員削減計画を発表し、全世界の従業員数は約17,000人となった。

ウォール街は、直近の四半期決算が低調だったことを受けて、同社に対して慎重な見方を示している。タイコンデロガ・セキュリティーズのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏は先週、PlayBookは「iPadのタブレット市場における優位性の次の犠牲者」になりそうだと述べた。また、同氏はAppleのiPhone 5がBlackBerry 7を「圧倒」すると予測した。

RIMの株価は年初以来60%以上下落している。