マイク・ピーターソン
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アップルCEOティム・クック氏、Luxshareの工場にて
AppleのサプライヤーであるLuxshare Precision Industryは、Apple Watchのようなウェアラブルやスマートカー向けの生産ラインなどの新しいプロジェクトに資金を提供するために約20億ドルの調達を計画している。
ロイター通信によると、同社は最大35の投資家に対し、最大21億人民元(約2兆1000億円)の増資を計画しており、増資価格は後日公表される。今回の増資により、Luxshareは最大135億人民元の調達を目指している。
ロイターが閲覧した深セン証券取引所への提出書類によると、Luxshare は「消費者向け電子機器やスマート車両などの下流アプリケーション」の生産能力向上に取り組んでいる中で、今回の動きに至ったという。
提出書類によると、6つのプロジェクトには、スマートウェアラブルデバイス、モバイル端末部品、車両用高電圧接続システムを対象とする新しい生産ラインが含まれている。
Luxshareは、中国に拠点を置くAppleの主要サプライチェーンパートナーであり、AirPodsの生産で知られています。近年、LuxshareはAppleからのiPhone受注を増やしており、FoxconnやPegatronといった既存の中国メーカーに対抗するため、大規模な新工場を建設中です。
2月初旬には、Appleが独自の「Apple Car」を開発しているという噂が続く中、Luxshareが電気自動車市場への進出を計画しているとの報道もありました。しかし、Luxshareは自動車メーカーになる予定はなく、車載部品に注力する可能性が高いでしょう。