アップル、スターズとHBOの元番組制作幹部と独占契約を締結

オリジナルコンテンツの充実を進めるアップルは最近、スターズとHBOで番組編成責任者を務め、「バンド・オブ・ブラザース」「ザ・ソプラノズ」「アメリカン・ゴッズ」「アウトランダー」などのヒット作の制作を監督したカルミ・ズロトニク氏と独占プロデューサー契約を結んだ。

デッドラインの報道によると、ズロトニク氏の契約は、1月にスターズの番組部門社長を退任した直後に成立した。同氏は2月からアップルに勤務する予定だ。

スターズでは、この番組編成担当幹部は「パワー」「アウトランダー」「アメリカン・ゴッズ」「ヴィーダ」「ガールフレンド・エクスペリエンス」「ホワイト・クイーン」「ブラック・セイルズ」「マジック・シティ」「スパルタカス」の企画・制作を担当していた。また、今後放送予定の「ハイ・タウン」や「パワー」のスピンオフ作品にも携わっていたと報道されている。

スターズ入社以前、ズロトニック氏はIMGでグローバルメディア部門のオペレーション責任者を務めていました。その前は、HBOで長年勤務していました。HBO在籍中は、「バンド・オブ・ブラザース」「ザ・ソプラノズ」「ザ・ワイヤー」「セックス・アンド・ザ・シティ」「シックス・フィート・アンダー」「フロム・ジ・アース・トゥ・ザ・ムーン」「ザ・コーナー」「カーブ・ユア・エンスージアズム」「ザ・ラリー・サンダース・ショー」など、数々の有名番組の制作を指揮しました。

ズロトニック氏は制作業務に加え、USコメディー・アーツ・フェスティバルやラスベガス・コメディー・フェスティバルなどの課外活動にも携わり、HBOアニメイテッド部門と、最終的にHBO Goへと発展するプロジェクトを立ち上げた。

ズロトニック氏は、同じくHBO出身で、今年1月にApple TV+オリジナル作品を開発する5年契約を結んだ元ネットワークCEOのリチャード・プレプラー氏の後を継ぐことになる。