カスパー・ジェイド
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ある調査投資会社によれば、先週のIBCコンテンツ制作・管理フォーラムでは、Apple Computerのブースが最も賑わい、ヨーロッパのポストプロダクション市場で圧倒的な人気を誇るソリューションプロバイダーとなっている。
アナリストによると、2007年に支出を増やす予定のプロフェッショナルは、Appleへの支出を予算の上位に挙げている。調査結果によると、予算の内訳はApple(42%)、Autodesk M&E(33%)、Avid(21%)、その他(17%)となっている。
Apple の主力ポストプロダクション用ビデオ編集ソフトウェア Final Cut は、マンスター氏にとって Apple ストーリーの重要な部分とは見なされていないが、Apple が今後もその存在感を拡大し、潜在的顧客に高級 Mac Pro デスクトップ システムの購入を促す手段となるだろうと同氏は考えていると述べた。
「AppleのFinal Cutを使用しているポストプロダクションの60%のうち、AvidからAppleに乗り換えたと答えたのはわずか11%でした」と、彼は火曜日に顧客向けのメモに記した。「Final Cutユーザーの大半(89%)は、Apple製品から使い始めたか、Avid以外の製品からFinal Cutに乗り換えたのです。」
彼の推計によると、Final Cutの売上は現在、Appleの売上高の3%未満を占めている。(同社は年間200億ドルの売上を目指しており、3%は約6億ドルの売上に相当する。)
マンスター氏は、全体として、欧州のプロの間での支出傾向は昨年の調査より上昇していると述べた。昨年の調査では、2006年に支出が増加するか横ばいになると予想する回答はわずか53%だった。「これは欧州でHDコンテンツの需要が高まっていることの結果である可能性が高いと考えています」と同氏は記している。
アナリストによると、インタビューしたプロの約70%が現在、何らかの形でHD編集に従事しているという。HD編集に携わる人たちは、平均して全プロジェクトのうち28%でHDフォーマットを使用していると回答した。
「昨年のIBCトレードショーでは、ポストプロダクションのプロたちは、仕事の22%がHDで行われていると回答しました」とマンスター氏は記している。「これは、4月に開催されたNABトレードショーで米国のポストプロダクション20社にインタビューした際に聞いた結果とほぼ同じです。具体的には、NABでは、ポストプロダクションのプロたちは、仕事の25%から35%がHDで行われていると回答していました。」
マンスターはアップル株の「アウトパフォーム」格付けを維持し、目標株価を99ドルとした。