サム・オリバー
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アップルが前小売部門責任者ロン・ジョンソン氏の後任を探しているという最新情報が、月曜日にブルームバーグによって報じられた。報道によると、アップルの小売部門責任者の選定は、エゴン・ゼンダー・インターナショナルが主導しているという。
「多くの関心を集めながら人材探しが進められており、ロンの後任を慎重に選定している」とアップルの広報担当スティーブ・ダウリング氏は語ったと報じられている。
しかし、小売コンサルティング会社マクミラン・ドゥーリトルLLPのシニアパートナー、ニール・スターン氏は同誌に、小売部門の新たな責任者探しは「非常に困難」なため、アップルのCEOティム・クック氏はすでに同社で働いている人物を雇うかもしれないと語った。
スターン氏はまた、アップルが社外から人材を採用する場合には、テクノロジー小売業ではなく「ライフスタイルブランド」出身者を選ぶ可能性が高いと示唆した。コーチやナイキといった企業からの候補者も考えられると示唆した。
ジョンソン氏は11月1日に正式にアップルを退社し、小売大手JCペニーのCEOに就任した。過去11年間、アップルで小売部門のシニアバイスプレジデントを務め、それ以前は15年間、ターゲットでマーチャンダイジング担当の幹部を務めていた。
ジョンソン氏は6月に退任を発表し、その時点でアップルは新たな小売部門責任者を「積極的に採用中」であると公表した。その後、同社は国際的な小売経験を持つ後任を探るため、8月に海外で人材探しを開始した。
アップルの非常に成功した小売事業の国際展開は、同社にとって最も重要な側面かもしれない。アップルは10月の四半期決算発表の電話会議で、今四半期に40店舗の新規小売店舗をオープンする計画を明らかにした。そのうち約4分の3は米国外にある。