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Apple Computer が最近リリースした Boot Camp ソフトウェアにより、同社の株価はわずか 4 日間で 15% 以上急騰し、同社の Intel ベースの Mac で Microsoft のオペレーティング システムを実行できるようになったことで、Apple がライバルの PC メーカーからかなりの市場シェアを奪う可能性があるという見通しに投資家たちは興奮している。
調査アナリストのリチャード・ファーマー氏は木曜日、顧客に対し、表面的な興味を示した消費者は、200ドルから300ドルのWindowsライセンスと、プラットフォームを切り替える際にマシンを再起動する必要があることを考えると、Appleのハードウェアに支払う段階になると「レジで逃げ出す」可能性があると警告した。
それでもファーマー氏は、3月四半期のMac販売が予想を下回ったにもかかわらず、AppleのBoot Campは長期的にMacの売上を押し上げるはずだと述べた。「とはいえ、Mac購入者の増加は見込んでおり、2007年度の世界PC市場におけるMacの売上高シェアの予測を3.45%から0.25%引き上げ、3.7%としました」とファーマー氏は記している。しかし、MacBook Proの生産台数増加が鈍いことから、3月四半期のMac販売台数予測は130万台から110万台に引き下げた。
ファーマー氏はまた、1-3月期のiPod販売台数予想を1,010万ドルから880万ドルに引き下げ、2006年の販売台数予想も5,300万台から4,700万台に引き下げた。しかし、ファーマー氏は、ここ数ヶ月のフラッシュメモリコストの低下により、来週Appleが決算発表を行う際にはiPodの粗利益率が上昇する可能性があると指摘した。
メリルリンチによると、新たな予測は、好調なホリデーシーズンの四半期からMacの四半期売上高が前四半期比9%減少したことと、Macの販売台数が前年同期比で6%増と小幅な増加にとどまったことを反映している。一方、Macのデスクトップとラップトップの価格が上昇したことから、同社はMacの平均販売価格の予測を1,370ドルに引き上げ、前年同期比で約11%上昇させた。
ファーマー氏は最新の調査ノートで、3月期の売上高予想43億3,800万ドルはコンセンサス予想を下回っているものの、前年同期比34%増となる見込みだと述べた。一方、1株当たり利益(EPS)予想45セントは、ウォール街のコンセンサス予想を依然として1セント上回っている。
メリルリンチはアップルコンピュータの株式について「中立」の格付けを維持した。