アップルの海外出荷体制再編を受け、クアンタが新型iMacを生産へ

アップルの海外出荷体制再編を受け、クアンタが新型iMacを生産へ

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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Appleは、次世代コンシューマー向けデスクトップiMacの製造をQuanta Computerと再び契約したと、AppleInsiderの情報筋が伝えた。台湾のコンピュータメーカーであるQuanta Computerは、長年にわたりAppleのノートパソコンを製造してきた実績があり、2年以上前にAppleの第2世代フラットパネルiMacの製造権を獲得した企業でもある。

クアンタは最近、上海松江工業園区に工場を建設し、生産の大部分を台湾から移転するプロセスを進めている。同社は中国でもビジネスモデルを再現し、世界最大のノートパソコン生産工場を建設した。執行副社長のマイケル・ワン氏によると、新工場では人件費、電気代、税金、政府手数料が製造コストのわずか5%を占めるという。

一方、アップルコンピュータは第3世代iMacデスクトップコンピュータの導入準備を進めており、情報筋によると来年初頭の出荷開始が見込まれている。AppleInsider情報筋によると、同社は現在、新型Macの物流計画を進めており、梱包材の設計・製造、重量・寸法の測定、パレット輸送、保管要件などを検討しているという。

以前の報道では、Appleの新型iMacは2004年春にデビューすると予想されていましたが、楽観的な見方では、1月第1週にサンフランシスコで開催される毎年恒例のMacworld Expoで発表されるだろうと示唆されていました。デザインや仕様に関する詳細は依然として不明ですが、iMacシリーズの外観に大きな変更が迫っているという当初の報道を裏付ける情報筋も現れています。

iMacの生産詳細の整理に加え、同社は海外への出荷契約の見直しも検討していると噂されている。「(アップルは)PowerBookの出荷問題を認識しており、それを快く思っていない」とある情報筋は語った。「今後、アップルが中国から製品を出荷する企業と方法に変化が起きるだろう」

AppleとAirborne Expressの現在の契約は、書類上は魅力的な料金を提示していると言われているが、配送の遅延によって提携は損なわれている。情報筋によると、Airborneは中国からのフライトをFedExまたはその下請け業者に委託していることが判明した。「FedExは中国からの個別の貨物に関してAirborneを何度も窮地に追い込み、常にFedEx自身の貨物をAirborneの貨物よりも優先させていた。Appleの配送担当者はここ数週間、この問題についてAirborneの幹部と協議していると報じられている。」