MCX加盟店でのCurrentCの独占販売権は「数年ではなく数か月」で失効

MCX加盟店でのCurrentCの独占販売権は「数年ではなく数か月」で失効

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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新たな報道によると、MCXコンソーシアムに参加している一部の小売業者(特にドラッグストアチェーンのCVS)がApple PayやGoogle Walletを含むNFCベースの支払いシステムのサポートを突然中止する原因となった独占契約が「数か月」以内に期限切れになる予定だという。

CVS、ベスト・バイ、ウォルマートなど大手小売業者数社で構成されるコンソーシアムは、CurrentCエコシステムの開発に「余裕」を持たせるために独占契約を締結したと、MCXのCEOであるデッカーズ・デイビッドソン氏がRe/codeに語った。この契約は「数年ではなく数ヶ月」で期限切れとなる予定だとデッカーズ氏は付け加えた。

独占契約の確認は、CVSが顧客によるApple Payの使用を防ぐため店舗内のNFC端末を無効にしていたとの報道を受けて、この取り決めが最初に明らかになってから1週間後に行われた。

MCXコンソーシアムへの加盟とモバイル決済の独占権が相互に排他的であるかどうかは不明ですが、そうではないようです。CVSはこの条件に同意したようですが、MCXのパートナーである中西部の食料品チェーンMeijerは、引き続き自社店舗でApple Payの利用を許可しています。

独占条項を遵守しない会員は罰金を科せられる可能性があると報じられているが、デイビッドソン氏はコンソーシアムがCVSに措置を指示したことを否定した。アップルのCEO、ティム・クック氏は、競合するモバイル決済事業者間の「小競り合い」は最終的には「長い時間をかけて」消費者が決めることになるだろうと述べた。