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テスラCEOイーロン・マスク。|出典:ブルームバーグ、ゲッティイメージズ経由
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は水曜日、最近アップルと会談したことを認め、会談内容は明かさなかったものの、短期的にはいかなる企業による買収も「非常に可能性が低い」と述べた。
今週初め、アップルのM&A責任者エイドリアン・ペリカ氏が昨春マスク氏と秘密会談を行ったとの報道が出て、アップルとテスラの提携の可能性の噂が飛び交った。
ブルームバーグとのライブインタビューで、マスク氏はアップルと確かに話をしたと明かしたが、ペリカ氏との接触については認めず、買収の可能性と何らかの関係があるかどうかについても言及を拒否した。両社が何を話し合ったかについては、iOSとのより緊密な連携からテスラが得意とするバッテリー技術まで、様々な憶測が飛び交っている。
マスク氏はまた、昨年テスラが複数の企業からアプローチを受けた可能性を示唆し、「昨年、1社、あるいは複数の企業がそのような件で我々にアプローチしていたとしたら、それについてコメントする術はない」と述べた。
テスラを売却する意思があるかと問われたマスク氏は、当初は断固として反対しているように見えた。
「それは非常に可能性が低いと思います」とマスク氏は述べた。「魅力的な大衆向け電気自動車の開発に非常に集中していると、どんな買収シナリオであれ、それが誰であれ、テスラが常に目指してきた目標から逸脱してしまうのではないかと非常に懸念しています。」
さらに追及されると、マスク氏は、テスラの目標である「手頃な価格で魅力的な電気自動車を大衆に提供する」という目標の達成に資するのであれば、買収交渉の可能性を排除しないと述べた。しかし、マスク氏はそのような協議がすぐに実現するとは考えていない。
「今のところ、その確率を高めるようなシナリオは見当たりません」と彼は述べた。「だからこそ、可能性は非常に低いと考えています」