アップルCEOティム・クック氏、同性愛者の権利擁護活動に「相当額」の寄付

アップルCEOティム・クック氏、同性愛者の権利擁護活動に「相当額」の寄付

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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最近「同性愛者であることを誇りに思う」と公言したアップルのCEOティム・クック氏は、故郷アラバマ州を含む米国南部の同性愛者の権利を促進する活動に「多額の」寄付を行った。

活動家らによると、クック氏は、アラバマ州、ミシシッピ州、アーカンソー州でレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの平等を目指す活動であるヒューマン・ライツ・キャンペーンのプロジェクト・ワン・アメリカに多額の個人寄付をしたという。ロイター通信が伝えている。

HRCのブログ投稿によると、「ティムがHRCのプロジェクト・ワン・アメリカ(アラバマ州、アーカンソー州、ミシシッピ州のLGBTアメリカ人の平等を劇的に前進させるための大胆で包括的なキャンペーン)について初めて知ったとき、彼は『参加する』と言った」という。

クック氏は、故郷アラバマ州でLGBTの権利を訴えた数日後、10月に ブルームバーグが掲載したエッセイで同性愛者であることをカミングアウトした。

HRCの広報担当ジェイソン・ラーラン氏は「ティム・クック氏の多大な個人的投資が、他の人々にもこの極めて重要な歴史的プロジェクトを支援するよう促すことを期待している」と述べた。

HRCによると、プロジェクト・ワン・アメリカが米国の3州をターゲットにしているのは、LGBTの人々に対する差別禁止法が欠如しており、同性婚を禁止している15州のうちの1つであるからだ。150万人の会員の支援と3年間で850万ドルの予算を受け、同団体は2015年にテレビ広告の配信、ダイレクトメールの送付、地域へのアウトリーチ・プログラムの実施を計画している。