ダニエル・エラン・ディルガー
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AppleはiBooks Authorに、ギャラリービューア、3Dモデルビューア、インタラクティブ画像、レビュー質問など、複数の組み込みウィジェットのサポートを組み込んでいます。著者はKeynote内でインタラクティブなコンポーネントを作成してiBooksに埋め込んだり、Dashcodeを使って独自のウィジェットを作成したりすることもできます。
Web 開発者の Sencha は、グラフィカルな Sencha Animator ツール (下記) を使用して、CSS3 の機能を利用したインタラクティブな Flash 風のアニメーションを作成し、それを iBooks に組み込む方法を実演しました。
これにより、プログラマー以外のユーザーでも、インタラクティブなアニメーションコンテンツを作成し、独自のタイトルに組み込むことができます。作成後、ユーザーはinfo.plist記述ファイルを追加し、ファイルタイプを.wdgtに設定してDashboardウィジェットであることを示す必要があります。その後、コンポーネントをHTMLウィジェット内のiBooks Authorページにドラッグするだけで配置できます。
著者は、Xcode開発ツールの一部として提供されるAppleのDashcodeを使用して、独自のカスタムウィジェットを開発することもできます。ただし、これには、印刷物の制作に慣れた多くの出版社が備えているよりも高度な開発スキルが必要です。
iBooks Authorは、AppleがAdobeの印刷制作分野にこれまでで最も力強い進出を図るものです。Appleはデスクトップパブリッシング、EPUB、PDF出力用のiWork Pagesを既に販売していますが、iBooks Authorは、Appleが既に確固たる地位を築いている教育市場における教科書を皮切りに、洗練されたiPad向け電子書籍の作成において独占的な役割を獲得することを目指しています。
iBooks AuthorでiPadコンテンツを拡張するAppleの取り組み
iBook 2の初期タイトルは期待外れのインタラクティブ性しか提供していない