ニール・ヒューズ
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iPhone所有者は米国最大手の通信事業者によるデータ通信量制限プランに縛られているため、ケーブルスポーツネットワークのESPNは、ユーザーが超過料金を気にせずにビデオをストリーミングできるよう、こうしたデータプランを補助する可能性に関心を示している。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ESPNはこの計画について少なくとも米国の大手通信事業者1社と協議を行ったとされている。米国の二大通信事業者であるVerizonとAT&TはどちらもiPhoneを取り扱っており、新規顧客に対してデータ通信量の上限を設定したプランを設けている。
ESPNが提案したコンセプトは、ネットワークからストリーミング配信されるコンテンツがデータプランの超過料金につながらないことを保証できる可能性がある。報道によると、ESPNは通信事業者に一括払い、あるいは広告収入の一部を分配する選択肢を検討しているという。
しかし、経済面に関する疑問が残り、いかなる合意も政府規制当局に抵触する可能性があるため、この合意は差し迫ったものではないと報告書は述べている。
ベライゾンやAT&Tなどの通信事業者は、加入者料金を上げずに収益を増やす方法としてコンテンツ契約に関心を持っていると言われている。
ESPNは、スマートフォンやタブレットの普及に伴い、モバイルストリーミング機能を積極的に展開してきました。ネットワークのWatchESPNアプリケーションを利用すると、ケーブルテレビに加入しているユーザーは、ESPNファミリーのネットワークで配信されるスポーツイベントをライブストリーミングで視聴できます。
WatchESPNで視聴できるコンテンツには、NBAのレギュラーシーズンとプレーオフ、マスターズや全米オープンなどの主要なゴルフトーナメント、大学フットボールやバスケットボール、その他数千ものライブイベントが含まれます。また、SportsCenter、Pardon the Interruption、Mike and Mike in the MorningなどのESPNオリジナル番組もストリーミング配信しています。
しかし、スマートフォンユーザーは、携帯電話事業者が定めるモバイルデータプランの上限制限のため、外出先でWatchESPNのようなライブストリーミング動画サービスを利用することに躊躇するかもしれません。VerizonとAT&Tはどちらも、データプランの上限を超えた1ギガバイトごとに15ドルの手数料を顧客に請求しています。
GigaOmがまとめたデータによると、低画質の動画を1時間視聴すると約200MBのデータ通信量になります。高画質の動画を1時間視聴すると、モバイルデータプランで400MBのデータ通信量が必要になると予想されます。