iOS向けセキュアメッセージングアプリ「Confide」がホワイトハウススタッフや記者の間で人気

iOS向けセキュアメッセージングアプリ「Confide」がホワイトハウススタッフや記者の間で人気

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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iPhoneとMacの両方で利用できる「Confide」というメッセージングアプリが、トランプ政権のホワイトハウスで、政府職員とジャーナリストの両方の間で異例の成功を収めている。

ワシントン・ポスト紙によると、スタッフはメディアへのリーク(現在トランプ大統領が命じた内部調査の対象となっている)の責任を問われるのを避けるために、Confideアプリを使用しているという。Business Insiderも、このアプリがホワイトハウス担当の記者の間で人気が高いと報じている。

トランプ大統領は、外国首脳との電話会談の詳細など、通常は機密とされる確認事項が度々漏洩されていることに憤慨していると言われている。

Axiosの情報筋によると、このアプリの新たな導入は共和党内の他の議員にも広がっている。しかし、今回のケースでは、トランプ大統領の捜査ではなく、ロシアによる民主党のメールへのハッキングが懸念を高めたとされている。

ConfideはiOS、Mac、Windows、Androidに対応しており、iMessage版とApple Watch版も用意されています。他のセキュアメッセージングアプリとは異なり、エンドツーエンドの暗号化だけでなく、受信後、または一定期間が経過するとメッセージとファイルを永久に削除します。これにより、たとえロック解除されたデバイスに誰かが物理的にアクセスしたとしても、追跡の痕跡が残らないことが保証されます。

また、携帯電話の場合、メッセージを表示するためにアプリで指を押し続ける必要があるため、写真やスクリーンショットを撮るのが難しくなります。

水曜日、Confideの社長ジョン・ブロッド氏は、同社への注目が「本当にとんでもない」状況になっていると主張した。実際、同社は記者向けに認証バッジを導入する予定だ。これはTwitterの認証済みアカウントに付与されるバッジに似ている。これにより、リーク情報源は誰と話しているのかをより確実に把握できるようになるかもしれない。

Appleは、iMessageとFaceTimeのエンドツーエンド暗号化、iOSのフルディスク暗号化といったプライバシー慣行について、トランプ氏をはじめとする政治家から批判を浴びている。同社は、警察の令状や国家安全保障に関する書簡が正当であると判断し、要求されたデータにアクセスできる場合は、それに従う。