マイク・ワーテル
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9月29日、フランスのディジョンにあるアップルストアのデモ機17台以上を破壊した男の裁判が開かれ、執行猶予付きの禁固6ヶ月の判決に加え、損害賠償としてアップルに1万7548ユーロを支払うよう命じられた。これは同社の見積もり額をはるかに下回る額だ。
フィガロ紙によると、判決公判において、加害者は、欠陥のあるiPhoneの返金をAppleが拒否したことに「激怒している」と主張したという。iPhoneは自分の責任ではないと主張したが、それ以外に彼が主張したサービスに関する詳細は未だ明らかになっていない。
裁判官は男性に、執行猶予付き禁固6ヶ月、保護観察期間2年間(ショッピングモールへの出入り禁止)、保護観察期間中にアップル社に1万7548ユーロ(1万9186ドル)の返済を命じた。
アップルは、店舗と機器の損害額を約6万ユーロ(約65,600ドル)と見積もった。裁判官は、機器が展示用であり転売用ではないと判断されたこと、そして警察がアップルによる展示の交換前に破壊された機器を検査する時間が十分になかったと主張したことを理由に、この金額の支払いを命じなかった。
9月29日、匿名の顧客がずっとAppleのイヤホンを着けたまま、フランスのゲームであるペタンク(ボッチェに似たスポーツ)で使われる鉄球を手に取り、12台のiPhone、4台のiMacディスプレイ、そして1台のMacBook Airを破壊する様子が動画に収められている。しかし、この暴れは動画の撮影が始まる前から始まっていた。