噂:アップルのテレビ計画は「保留」、同社はウェアラブルデバイスに集中

噂:アップルのテレビ計画は「保留」、同社はウェアラブルデバイスに集中

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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AppleInsiderは、フレキシブルディスプレイを備えた時計のデザインを説明するAppleの特許出願を最初に発見した。

新たな報道によると、アップルは期待の「iWatch」など新しいウェアラブル電子機器の発売を計画しているため、本格的なテレビの計画は「保留」になっているという。

NPDディスプレイサーチは月曜日、テレビ業界のサプライチェーン関係者を引用し、Appleが来年のテレビ発売を中止したと報じた。ディスプレイサーチの北米テレビ調査ディレクター、ポール・ギャニオン氏は、Appleの当初の計画は「決して具体的なものではなかった」ものの、同社は当初2014年後半にテレビ製品ラインアップを発売する予定だったと述べた。

情報筋によると、この遅延の「主な理由」の一つは、Appleが「他のデバイスでは入手できない独自のコンテンツ」を入手できないことにあるようだ。こうしたコンテンツは、Appleのプラットフォームに競合他社との差別化をもたらし、熾烈な競争が繰り広げられるテレビ市場で成功を収める力を与えるだろう。

既存のApple TVセットトップボックス、Rokuプレーヤー、Googleの新しいChromecastストリーマーなどのデバイスの普及により、多くの消費者にとって本格的な「スマートテレビ」の必要性はなくなった。

「確かに、既存のApple TVは、スマートテレビ製品におけるAppleの成功の妨げになるかもしれない。スマートテレビというカテゴリーは、米国では多くの人が期待したほど成長していない」とギャニオン氏は記している。「当社の最新のスマートテレビ予測では、2013年のテレビ出荷台数の約4分の1を占めるに過ぎず、その後も成長は非常に緩やかで、低価格帯のプレミアムモデルが中心となるだろう」

Appleによる本格的なテレビの噂は目新しいものではないが、ここ数ヶ月でそのようなデバイスに関する憶測は沈静化している。業界ウォッチャーは、Appleが来年中にいわゆる「iWatch」を発売すると予想している。

テレビに関する噂は下火になったものの、Apple は同社の「愛すべき趣味」のハードウェアのリフレッシュに取り組んでいると噂されている。最後に新しいチップが搭載されたのは 2012 年 3 月だ。次世代の Apple TV セットトップ ボックスには、ユーザー体験を向上させる新しい制御方法が搭載される可能性があるとされている。