アップルはストリーミングTVを念頭に、タイム・ワーナーの売却を「注視」している模様

アップルはストリーミングTVを念頭に、タイム・ワーナーの売却を「注視」している模様

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

· 1分で読めます

噂によると、アップルはタイム・ワーナーまたはその一部が売りに出される可能性を注視しており、ストリーミングTVサービスの立ち上げを支援する資産を購入する意図がある可能性があるという。

ニューヨーク・ポスト紙によると、TWは二元株主構成をとっていないため、買収の格好の標的とされており、株価は1年半前に拒否された21世紀フォックスによる85ドルの買収提案を大きく下回っている。関係筋によると、同紙はアップルのほか、AT&TとフォックスもTWに関心を示していると報じている。

Appleのインターネットソフトウェアおよびサービス部門の責任者で、通常はコンテンツ取引を担当するエディー・キュー氏は、特にTWを監視していると、Appleに近いとされる情報筋の1人から聞いた。

ポスト紙は、AppleがTWから即座に提供される幅広いコンテンツに興味を持っていると推測した。コンテンツには、ターナー・スポーツ、CNNニュース、ゲーム・オブ・スローンズなどの人気HBO番組、ワーナー・ブラザースの映画やテレビ番組などが含まれる。ストリーミングTVサービスの交渉は、月額30ドル未満の「スキニー」チャンネルバンドルへの抵抗により決裂したと報じられているため、Appleにとってファーストパーティコンテンツは有利となるだろう。TWが加われば、ストリーミングTVサービスは多くの外部契約を必要としなくなり、Appleはより容易に価格設定を行うことができるだろう。

実際には、Apple が TW を全部または一部買収することを望んでいる可能性は低い。それは、Apple がこれまで関心を示していない事業​​に関与する必要があるためだ。

AppleはNetflixのように、買収ではなく採用や提携を通じてオリジナル番組の制作に興味を持っているという噂がある。Cue氏は10月のインタビューでこの話題に触れなかった。

「私たちはパートナーと仕事をするのが大好きだ。私たちは技術に優れ、彼らはコンテンツ制作に優れている。これは素晴らしいパートナーシップだと思っている」と彼は語った。