クック氏は、ユーザーが長期間ハードウェアを使い続けるため、iPhoneのアップグレードが減少していることを確認した。

クック氏は、ユーザーが長期間ハードウェアを使い続けるため、iPhoneのアップグレードが減少していることを確認した。

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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アップルの四半期決算発表で、CEOのティム・クック氏は、iPhoneの販売が減少している理由の一つとして、補助金付き契約を結んでいた既存ユーザーが、現在ではバンドル価格が高すぎると感じていることを挙げた。

アナリストからiPhoneの販売が予想を下回った理由を問われたクック氏は、ユーザーが機種変更する間隔が長くなったことを明らかにした。この間隔の延長は、機種変更を検討しているユーザーの中には、以前は補助金付きの契約を解約したばかりで、iPhoneの初期費用が大幅に安くなったユーザーもいることを意味するとクック氏は述べた。

「私たちは製品をできるだけ長く使えるように設計しています」とクック氏は述べた。「製品寿命が尽きるまで使い続ける人もいれば、下取りに出してその端末がまた別の誰かに渡る人もいます。買い替えサイクルが長くなっているのは間違いありません。」

クック氏は価格が要因の一つであり、特に米国以外ではそれが顕著だと考えている。今年のiPhoneの価格を昨年のものと比べると、少なくとも米国では「実際にはかなり小さな差」が見られると彼は述べた。しかし、米国本土以外では、一部の国が為替変動の影響を受けており、Appleは「実質的に為替変動の一部または全部を吸収する必要がある」と述べた。

(クレジット:マルコム・オーウェン)

しかし、販売価格の重要性を認めつつも、クック氏は「先進国市場ではおそらく補助金の方が大きな問題だ」と考えていることを強調した。

「補助金は一時期廃止されましたが、前回のiPhone 6S、6、あるいは場合によってはiPhone 7を購入した顧客は、199ドルを支払ったかもしれません。今はアンバンドルの世界なので、当然、それ以上の金額になります」と彼は述べた。

クック氏は、アップルが「下取りや分割払いなど、この問題に対処するためのいくつかの措置を講じている」と明らかにした。

「ですから、将来どうなるかは分かりません」と彼は締めくくった。「しかし、高品質で素晴らしい製品を作ることこそが、お客様にとって最善だと確信しています。私たちはユーザーのために仕事をしています。だからこそ、私たちは常にそう考えています。」