アップル、電子書籍の独占禁止法訴訟で監視の一時停止を勝ち取る

米連邦第２巡回控訴裁判所は火曜日、控訴審の判決を待つ間、コンプライアンス監視員マイケル・ブロムウィッチ氏の監視を一時的に停止する命令を出した。

「控訴保留中の執行停止申立ては、3人の判事からなる動議審理委員会に付託され、可及的速やかに審理されるものとする」と命令書には記されている。「さらに、控訴保留中の執行停止申立てが動議審理委員会によって決定されるまで、地方裁判所の命令の執行停止を認めるよう命令する。」

レイモンド・J・ロヒア巡回裁判所判事によって下されたこの命令は、アップルがデニス・コート判事による外部コンプライアンス監視員の任命命令に対し控訴する意向を裁判所に通知してから5日後に出された。コート判事は、アップルが「監視員の資格を剥奪すべきこと、あるいはアップルが回復不能な損害を被る」ことを示せなかったとして、ブロムウィッチ判事自身の解任を拒否したため、アップルは控訴裁判所に訴訟を上訴した。

アップルは、監査役の任命全般、特にブロムウィッチ氏について、繰り返し不満を表明してきた。同社はブロムウィッチ氏の監督を「尋問めいた」行為と呼び、「調査はアップルの経営陣が会社を率いる能力を著しく阻害する」と述べている。

司法省は1月24日までにこの差し止め命令に回答しなければならない。