AppleInsiderスタッフ
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六本木ヒルズの中心に位置する森タワーの眺め。|出典:六本木ヒルズ
アップルは日本本社を東京の高級複合施設「六本木ヒルズ」のオフィスタワーに移転する計画があるとみられており、早ければ4月にも移転が実施されると言われている。
ブルームバーグは関係筋の話として、アップルが森ビルが推定22億ドルかけて建設した高級不動産開発、六本木ヒルズ森タワーのメインフロア2つを借り受けると報じている。
情報筋によると、アップルは東京オペラシティタワーの現在の拠点の経営陣に通知し、6月末までに既存の賃貸契約を終了する予定だという。
アップルの新社屋にはすでにゴールドマン・サックスなどの大手金融機関が入居しており、グランドハイアットホテル、オフィスタワー、マンション、森美術館、ショップ、レストランなどの施設も入っている。
同誌によると、アップルは5年近く下落している東京の賃貸価格の下落を利用しようとしている可能性があるという。
「東京都心部の大規模オフィスビルの賃料は2008年第2四半期にピークを迎え、その後40%下落しています」と、東京のDTZリサーチで日本調査責任者を務める平尾佳代子氏はブルームバーグに語った。「今は都心ビジネスエリアへのオフィス移転を検討する良い時期であり、アップルにとって絶好のチャンスとなるでしょう。オフィス賃貸市場は今年回復するでしょう。」
地元の不動産仲介業者ジョーンズ ラング ラサール社によると、アップルが移転すると予想されるエリアの不動産価格は現在、最高値の46%となっている。