インド首相、アップルのティム・クック氏を現地生産に招聘、アップルペイや提携について協議

インド首相、アップルのティム・クック氏を現地生産に招聘、アップルペイや提携について協議

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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画像クレジット: Twitterの@MEAIndia

最近の会談で、インドのナレンドラ・モディ首相は、アップルのティム・クックCEOにインド国内での現地生産を要請し、同時にアップルペイなどの話題も取り上げたと報じられている。

インド政府報道官はタイムズ・オブ・インディア紙に対し、クックCEOが製造構想に「前向きな反応を示した」と語った。同CEOはまた、アプリ経済とそれが起業家精神にもたらす恩恵を提唱し、アップルがインド事業の拡大に投資していることにも言及した。

クック氏は、共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏が若い頃にインドを訪れ、それがアップル設立のきっかけとなったことから、インドはアップル社員全員にとって特別な場所だと示唆した。

二人はさらにApple Payについて、そしてそれが銀行口座などの金融サービスの利用範囲拡大を目指すモディ首相の政策「Jan Dhan Yojana」のような取り組みの一環となる可能性についても言及した。Apple Payは現在、米国と英国でのみ利用可能で、インドでの展開に関する噂は今のところない。

クック氏は、政府サービスを電子的に提供し、地方に高速インターネットを敷設し、デジタルリテラシーを向上させることを目的としたモディ氏のデジタル・インディア・プログラムのパートナーになることに非常に興味を持っていたとされている。

iPhoneの売上は過去1年間で好調に推移しているものの、インドは携帯電話市場の独特な構造や外資規制といった要因により、Appleにとって厳しい市場となっている。Apple製品を購入できる店舗は4,000店以上あるにもかかわらず、公式のApple Storeは存在しない。