ニール・ヒューズ
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アップルは米食品医薬品局との会話の中で、iOS 8の新しい「ヘルスケア」アプリケーションは、ユーザーがより健康的な生活を送れるように支援するという同社の「道義的義務」に基づいて開発されたようだと明らかにした。
先週のiOS 8と新しいヘルスケアアプリの発表に先立ち、Appleの幹部はFDAと非公開で会合を開き、「モバイル医療アプリケーション」について協議しました。両者の間では複数回の会合が行われており、直近では2013年12月に開催されました。
Apple Toolboxは、これらの会議の目的を明らかにするため、FDAに正式な要請を行いました。FDAはこれに対し、Apple幹部はモバイルデバイスが人々の自己理解を深める上でより多くのことを行えると考えており、「道義的にもそうすべき義務があるかもしれない」と考えていることを明らかにしました。
健康追跡データに関するAppleの考え方以外、同社とFDAの会合についてはほとんど明らかにされなかった。政権は、Appleが将来の製品で革新を続ける中で「FDAの側に立つことを確実にしたい」とだけ述べた。
「Appleは今後の製品開発においてFDAと緊密に連携していきます」と、政府の開示文書には記されている。「FDAが早期に関与し、助言すればするほど、Appleが後になって新製品を発売しようとした際に、その製品が規制対象になった場合に、不意を突かれる可能性が低くなります。」
Appleがいわゆる「クオンティファイド・セルフ(Quantified Self)」市場へ初めて公式参入するのは、iOS 8とそのネイティブヘルスケアアプリです。このアプリは、ユーザーが自身の健康に関するあらゆるデータを追跡・整理するための中心的な場所として機能します。また、医療緊急事態発生時に救急隊員が救命判断を下すのに役立つ可能性のある、新しいデジタル「メディアルID」も搭載されます。
もちろん、Appleの健康関連アプリケーションへの関心、そしてFDAとの協議は、同社が今年後半に腕時計型デバイス(通称「iWatch」)を発売する計画があるのではないかという憶測をさらに高める結果となった。最新の噂によると、このデバイスは曲面OLEDタッチスクリーンを搭載する可能性があり、Appleは10月にこのアクセサリを発表するイベントを開催する予定だという。