アップルとベライゾンの非独占契約により、スプリントやTモバイルでiPhoneが購入可能になる可能性

アップルとベライゾンの非独占契約により、スプリントやTモバイルでiPhoneが購入可能になる可能性

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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アップルの最高執行責任者ティム・クック氏は火曜日、同社とベライゾンのCDMA iPhoneに関する契約は非独占的であると明らかにした。つまり、新型端末はスプリントのCDMAネットワークでも登場する可能性があるということだ。

新型CDMA iPhoneがVerizon独占かとの質問に対し、クック氏は契約は「複数年」かつ「非独占」であると述べた。つまり、米国のもう一つの大手CDMAキャリアであるSprintも、Appleと契約を結べばAppleのスマートフォンを提供できる可能性があるということだ。

もちろん、この非独占契約では、将来的にGSM iPhoneが米国第4位の通信事業者であるT-Mobileとの互換性を提供する可能性も残されている。

T-Mobileの米国ネットワークはAWS 3Gスペクトルの異なる周波数帯を利用しており、1700MHzと2100MHzをサポートしています。一方、AT&Tは850MHzと1900MHzをサポートしています。現在のiPhoneのハードウェアは1700MHzの周波数をサポートしていないため、ハードウェアの改造が必要になります。

もう一つの可能​​性としては、米国で5番目に大きな通信事業者である地域無線通信事業者メトロPCSが挙げられる。同社もベライゾンやスプリントと同様にCDMAネットワークを運営している。

火曜日のニュースが出る前は、ベライゾンがiPhoneをT-モバイルやスプリントなどの他の通信事業者から遠ざけるため、契約でアップルに追加料金を支払い、アップルのスマートフォンがAT&Tとベライゾンからのみ入手可能になるのではないかと推測する者もいた。

米国以外では、新しいCDMA対応iPhoneにより、Appleは中国電信などの他の通信事業者でもiPhoneを販売できるようになる可能性が高い。昨年10月には、Appleと中国電信がCDMA対応iPhoneの提供に向けて既に協議を進めているとの噂が流れていた。