ケイティ・マーサル
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AppleのタッチパネルサプライヤーであるWintekの売上高は前月比40%増となり、過去数年間の3月の平均16%増を大きく上回った。タイコンデロガ・セキュリティーズのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏は、Wintekの成功はiPad 2のデビューがいかに好調であったかを示す指標となると述べた。
「ウィンテックの3月の売上急増はiPad 2の好調な伸びを浮き彫りにしていると考えており、TPKや他のサプライヤーの月間売上が発表される来週にはアップルのサプライチェーンからさらに詳しい情報が得られると期待している」とホワイト氏は書いている。
同アナリストは、アップルが2011年度に2,740万台のiPadを販売し、2012年度にはさらに3,750万台に増加すると予測している。しかし同アナリストは、ウィンテックの3月の好調な業績は、これらの数字が「非常に控えめ」であることを改めて示していると述べた。
しかしホワイト氏は、iPad 2が米国で発売されたのは昨年4月の初代iPadの発売からほぼ1か月前だったことを投資家は留意すべきだと警告した。これが、今回の異例の成長の一因となっている可能性が高い。さらに、WintekのiPad 2用部品市場シェアは不明であり、そのシェアは昨年のモデルよりも多い可能性も少ない可能性もある。
それでも、ホワイト氏は、iPad 2 が最近 25 か国で新たに発売され、4 月には香港、韓国、シンガポールなどの国でも発売が予定されていることから、iPad 2 をめぐる明るいニュースは今後も続くと予想している。
「iPad 2は今年3月末までに26カ国で販売されていましたが、iPad 1は2010年7月末までに19カ国、9月末までに25カ国で販売されていました」と彼は述べた。「3月末のiPad 2の勢いは、6月四半期におけるiPad 2の需要の健全な増加からAppleが恩恵を受ける絶好の位置につけていると考えています。」
「世界中でiPad 2の在庫切れが続いていることを考えると、今後数週間はiPad 2に関するニュースの流れは引き続き好調であると予想されます。」
AppleはiPad 2の販売台数をまだ発表していないため、投資家は部品サプライヤーなど他の場所に答えを求めることになる。しかし、Appleは4月20日に予定されている決算説明会で、2011年度第2四半期のiPad 2の販売台数を発表する予定だ。説明会は、標準時間である東部標準時午後5時、太平洋標準時午後2時に行われる。