マイキー・キャンベル
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スティーブ・バルマー氏がマイクロソフトの経営権を譲ってから約6カ月が経った火曜日、同元CEOはロサンゼルス・クリッパーズのオーナーとしての新たな役割など社外の責任を理由に、同社取締役からも辞任すると発表した。
バルマー氏は、現マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏に宛てた長文の書簡の中で、現マイクロソフトの経営陣を称賛し、新CEOは「大胆かつ刺激的なスタートを切った」と述べた。専門用語が満載の辞任書簡は、マイクロソフトのウェブサイトに全文掲載された。
「当社が持つソフトウェア、クラウド、そしてハードウェアのスキルをこれほど融合させた企業は、世界中どこにもありません」とバルマー氏は記した。「当社は世界中のどの企業にも劣らない優秀な人材を惹きつけています。長期的な機会に投資しながらも、優れた短期的な業績を達成できる収益性も備えています。」
自身の将来について、バルマー氏は社外業務にかなりの時間を費やしており、取締役として留任することは「現実的ではない」と述べた。退任の主な理由の一つは、5月に20億ドルで買収したロサンゼルス・クリッパーズというバスケットボールチームへの責任だ。
「退任してからの6ヶ月間、私は非常に忙しくなりました。クリッパーズの活動、社会貢献、教育、そして学業に多くの時間を費やしています」とバルマー氏は記した。「モバイルファースト、クラウドファーストという我々のアプローチ、そしてプラットフォームと生産性に重点を置いたイノベーション、そしてデバイスとサービスの能力構築を中核事業の原動力とすることに自信を持っています。」
バルマー氏は、ファンドを除くマイクロソフト株を個人として保有する割合が誰よりも高く、「予見可能な将来」までその地位を維持すると指摘した。ニューヨーク・タイムズ紙によると、バルマー氏はマイクロソフト株の3.99%を保有しており、その価値は現在150億ドルを超えており、これは同社の共同創業者であるビル・ゲイツ氏の資産を上回っている。バルマー氏はこの大きな影響力を活かし、マイクロソフトの経営陣を刺激し、今後の展望について意見や提言を提供していく意向だ。
ナデラ氏からの返答(これも新語でいっぱい)もこの投稿に含まれており、バルマー氏がマイクロソフトを「モバイルファースト、クラウドファーストの世界」へと導いたことに感謝している。