アップル、2011年末までに第3世代iPadを200万台備蓄へ

アップル、2011年末までに第3世代iPadを200万台備蓄へ

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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アップルは、来年の発売時に、より薄く、より高解像度の第3世代iPadを十分に供給できるようにするため、2011年末までに約200万台を生産する計画だと報じられている。

DigiTimesは今週、同社の上流サプライチェーンの情報筋を引用し、Appleがサプライヤーに「J1」と「J2」というコードネームの2つのタブレットプロジェクトの開発を委託したと報じた。両新モデルは、現在販売されているiPad 2とはサイズ、仕様、技術が異なると言われている。

開発中と報じられている両新モデルは、現行のiPadよりも高解像度の画面を搭載しており、Appleは画面の左右に2本のLEDライトバーを搭載するよう要求したと伝えられています。2本のLEDライトバーの採用は、次世代iPadの厚さを縮小する上で問題を引き起こしたとされ、一部のベンダーは1本のライトバーと2本のLEDチップを搭載した設計を採用しています。

報道によると、次期iPadの解像度は2,047 x 1,536ピクセルとなる見込みだが、高解像度化と新しいLEDバックライト設計の難しさが、次世代デバイスの「発売スケジュールに影響を与えている」という。それでも、必要な部品は10月末から到着しており、新型iPadの累計在庫は12月末までに約200万台に達すると予想されている。

「情報筋によると、J2プロジェクトはJ1のアップグレード版のようで、Appleは最終発売にどのプロジェクトを採用するかをまだ決定していないものの、自社のニーズに基づいて最終決定する可能性が高い」と報道は伝えている。「上流工程に関しては、部品サプライヤーは既にパイロット生産を実施し、量産に向けて準備を進めている」

この詳細は、 DigiTimesが以前報じた内容とは対照的であるように思われます。DigiTimesは、「本物のiPad 3」は早くても2012年第3四半期まで登場しないと主張していました。2012年3月に発売される新型iPadは、iPad 2の単なるアップグレード版になるとも報じていました。

報道によれば、サプライヤーはすでに次世代iPhoneの「検証」を開始しており、同端末の生産は2012年6月に開始される予定だという。Appleの新型iPhone 4Sは先月、世界中の多くの国で発売された。