サム・オリバー
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アップルの従業員は、同社での歓迎が薄れていたと思われるiOSソフトウェア責任者スコット・フォーストールの解任に非常に満足していると言われている。
事情に詳しい情報筋がGigaOmのオム・マリク氏に語ったところによると、フォーストール氏の解任は、特にAppleのエンジニアリング部門で働く人々の間で「静かな歓喜」に包まれていたという。ある関係者は、多くの従業員が「将来の役割に多少の疑問はあるものの、祝杯をあげて飲みに出かけている」と冗談を飛ばした。
フォーストール氏のアップル退社も「かなり直前」だったと言われている。アップルのiOSおよびOS Xチームの従業員数名は、月曜日にプレスリリースが一般公開される数分前にこのニュースを知り、エンジニアたちは「不意を突かれた」という。
従業員たちは、デザイナーのジョニー・アイブ氏が新しいヒューマンインターフェースグループを引き継ぐことに興奮していると言われているが、一方でクレイグ・フェデリギ氏がiOSとOS X両チームを率いて実力を証明する必要があると感じている人も多い。
スティーブ・ジョブズ、WWDCでスコット・フォーストールからステージに登場 | 出典: ibtimes.com
フォーストールはアップルの共同創業者スティーブ・ジョブズと親しいと言われていたが、残りの幹部は誰もフォーストールを特に気にかけていなかった。特にアイブはフォーストールと「険悪な関係」にあったと言われている。
以前の報道では、フォーストール氏がアップルを去った大きな理由の一つが、iOS 6の新しいマップアプリケーションの品質に関する謝罪文への署名を同氏が拒否したためだとも報じられている。この謝罪文が公表された際、署名したのはアップルの最高経営責任者(CEO)ティム・クック氏の名のみだった。