新しい「Batteriser」は、Magic MouseとTrackpadのバッテリー寿命を8倍に延ばす可能性がある

新しい「Batteriser」は、Magic MouseとTrackpadのバッテリー寿命を8倍に延ばす可能性がある

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標準的なアルカリ電池にかぶせるように設計された、スチールとシリコンでできた小さなスリーブにより、使い捨て電池の駆動時間が最大 8 倍になり、消費者の金銭とストレスを節約できるという。

バタライザー(4個入り1パック10ドルで今秋発売予定)は、ブーストコンバータの小型版と言えるでしょう。ブーストコンバータは、電流を犠牲にして電源の出力電圧を上昇させます。

Batteriserの開発者たちは、このデバイスが、多くの電子部品に必要な1.35ボルトを下回った標準的なアルカリ電池の残電力を活用するのに役立つと主張している。彼らは、電池が「使い切った」とみなされた後でも、そのエネルギーの潜在能力の最大80%が残っており、そのエネルギーをまだ活用できると推定している。

「バタライザーには、電圧を0.6ボルトから1.5ボルトに昇圧し、1.5ボルトに維持する昇圧回路が搭載されています。これは全く新しいバッテリーです」と、発明者のボブ・ルーパーバー氏はPC Worldに語った。「昇圧回路には実際にはIP(知的財産)は存在しません。私たちの技術は、スリーブの製造を可能にする小型化技術です。そこに搭載されているIC回路の一部にはIPが使用されていますが、重要なのは、他社が実現できなかったレベルまで昇圧回路を小型化できたことです。」

ルーパルヴァール氏によると、このスリーブは、消費電力が大きいことで知られるAppleのMagic TrackpadやMagic Mouseなど、使い捨て電池に対応するほぼすべてのデバイスに収まるほど小型だという。Appleはこの問題に対処するため、三洋電機のEneloop技術をベースにした独自の充電式バッテリーキットも販売している。

バタライザー社の主張は信じられないほど素晴らしいように思えるが、同社はその結果がサンノゼ州立大学の物理学部によって独自に検証されたと主張している。

「私たちは研究室でバタライザースリーブをテストし、バタライザーが通常捨てられているエネルギーの80パーセントを活用できることを確認しました」とSJSUのキウマーズ・パービン博士は同誌に語った。