ニール・ヒューズ
· 2分で読めます
今週公開された特許出願は、ペンのようなスタイラスペンの使用によって生成される複雑な「インク情報」を理解するシステムについて記述している。「ペン認識型コンピュータシステムにおけるインク情報の取得および整理のための方法および装置」と題されたこの文書には、「タブレット」型コンピュータへの言及が複数含まれている。
このアプリケーションでは、現在の手書き技術が多くのユーザーにとって不十分であることを論じる際に、同社の以前のスタイラス駆動型ポータブルコンピュータである Apple Newton への言及も含まれている。
「カリフォルニア州クパチーノのApple Computer Inc.のApple Newtonのように、各ストロークごとに入力フィールドを新たに決定することでこの状況を改善しようとするシステムでさえ、エンドユーザーとアプリケーション開発者の両方にとって困難な状況を引き起こす障害モードに悩まされる可能性があります」と文書には記されている。「例えば、アセンダ、ディセンダ、クロスバー、ドットなどの誤入力により、単語が2つの入力フィールドにわずかでもまたがってしまうと、複数のセッションに分割され、誤認識や無効なデータ入力が発生し、手動で修正する必要が生じる可能性があります。」
この申請書ではさらに、スタイラス入力とハードウェア上のアプリケーションとの仲介役として機能する「インク マネージャー」を含むペンベースのシステムについても説明しています。
「インクマネージャは、ペン入力デバイス、1つ以上のアプリケーション(ペン対応の有無にかかわらず)、およびコンピュータシステム上で実行される1つ以上の手書き認識エンジンとの間のインターフェースとなります」と申請書には記載されています。「インクマネージャは、ペン入力デバイスで入力されたインクストロークなどのインク情報を取得し、その情報をインクフレーズに整理します。」
アプリケーションには、タブレット型コンピュータのイラストが含まれています。このデザインは、Appleが待ち望んでいる、まだ発表されていないタブレットデバイスの噂と非常によく似ています。AppleInsiderは、この10インチのマルチタッチ対応デバイスが2010年第1四半期に発表されるとの情報を得ています。
2009年7月に提出された最新の特許出願におけるデジタルインクへの言及は、次世代マルチタッチ入力面に関する過去の特許出願と類似しています。これらの出願書類でもスタイラスの使用に言及されていましたが、ペン入力は一般的に多くのユーザーのニーズに対応できるほど動的ではないと指摘されていました。過去の出願では指先の使用が推奨され、10本の指を個別に認識できるシステムが説明されていました。